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「ムエタイ×MMA」長南亮−石井宏樹 スペシャル対談
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2月中旬、タイに足を運ぶと、ムエタイの名門チューワッタナジムでふたりの日本人選手に遭遇した。ひとりは石井宏樹。新日本キックボクシング協会認定の前・日本ライト級王者だ。もうひとりはUFCに参戦中の長南亮。キックボクサーの石井がムエタイの本場タイで修行するのは理解できる。しかしMMAファイターの長南がなぜタイにいるのか? 2月10日、ラジャダムナンスタジアムの傍らにある食堂でふたりはガイヤーン(タイ風焼き鳥)を頬張りながら、話し始めた。
(聞き手&構成&写真◎布施鋼治)

――タイに来るのは何回め?
長南 僕は初めて。日本でタイ料理屋にはちょくちょく行っているんですけどね。溝の口に美味しい店があるんですよ。今日でちょうど1週間だけど、こっちは温かくていいですね。
石井 僕の場合、今までタイは試合をする目的で来ていた。3週間くらい前に入ってこっちで調整してそのまま試合という感じでね。練習だけというのは今回が初めてです。
――今回のタイ遠征はどちらが誘って実現したのですか?
石井 いやどっちが誘ったのかというより、たまたまなんですよ。今回3月9日に僕のタイトルマッチが決まったので、その前にタイにいって何かヒントを得てこよう。試合が決まってから、ずっとそういう気持ちがあった。それまでに長南さんがひとりでアメリカに行く姿とか見ていますからね。だから長南さんに影響を受けた部分はすごく大きい。そういう話をしていたら、長南さんも「僕もタイに行って練習したい」と言ってきたんですよ。だったらふたりで行って練習しようということになった。
長南 スケジュール的にも合ったんですよね。僕も行けるんだったら2月だったので。その前に自分が通っているRIKIX(リキックス)の小野寺(力)会長に「タイに行きたいんですけど、どこがいいですかね?」と訊いたら、「チューワッタナに行ったらミドル級のランソンクラーム(現WBC世界ムエタイミドル級王者)がいるからいいんじゃないの」と教えてくれた。

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