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【DEEP】 DEEP女子ライト級王者・MIKUが電撃引退を発表!  (2010/02/28)


DEEP女子ライト級王者のMIKU(クラブバーバリアン)が引退することを電撃発表した。28日、東京・後楽園ホールで開催された『DEEP 46 IMPACT』の休憩前にリングに登場したMIKUは「突然なんですが私は引退を決意しました。」と引退を表明。また、27日には都内で記者会見を開いており、引退の理由、心境などを語った。

富山県富山市出身のMIKUは、地元富山のクラブバーバリアンに所属し、2004年9月に『CROSS SECTION』でプロデビュー。デビュー直後には『全日本アマチュア修斗選手権』女子フライ級で優勝。その後は、『G-SHOOTO』、『スマックガール』、『MARS』、『DEEP』などで活躍し、2007年8月に渡辺久江を判定で下して、第2代DEEP女子ライト級王者となった。2008年8月にはかつて二度敗れている瀧本美咲相手に初防衛戦を行い、左ミドルキックでKO勝ちし防衛に成功。2009年6月には地元富山でこちらもかつて一度敗れているリサ・ワードを迎えての防衛戦を行い、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。王座防衛に成功すると共にリベンジを果たした。そして10月には階級を上げてWINDY智美と対戦し、判定勝利を収めた。

以下、27日に行われた引退発表会見でのMIKU、佐伯繁DEEP代表、MIKUの所属するクラブバーバリアンの福本吉記代表のコメント。


■佐伯代表:僕もこの間名古屋でお二人とお話しさせて頂いて、ちょっとあまり状況が分からなかったんですけど、僕が福本さんから聞いたのが年末くらいですね。もう本人がだめだと。もう試合が出来ない状況を言われまして、チャンピオンということもあるで、とりあえず一度本人と話しをさせてくれということで、1月にちょっと話しをさせて頂いて、まあ、よくある寿退社とかっていうことではなくて、気持ちの問題が一番大きかったということで、僕としては何ヶ月間格闘技から完全に頭を外して、時間が経てばまたやりたくなるのかなという風に思ったんですけど、本人が中途半端なことはしたくないということだったので、正式に明日リング上で引退発表することに決まりました。あとは細かいことはMIKUちゃんの方からどうぞ。

■MIKU:そういうことを考え出したのは去年の年末くらいなんですけど、格闘技をしたくなくなったということではなくて、ちょっと自分でもうまくは言えないんですけど、気持ちが切れたという言い方も出来るかもしれないし、まあ、そういうことだと思います。今まで総合格闘技を始めて5年になるんですけど、その間、私の中ではすべてを賭けてやっていたつもりなんですけど、そのすべてを賭けてやってきた、突っ走ってきたという中で、すべてを賭けてきたんだけど、少し今までとは違う感覚を感じたので、それに気づいていろいろ考えていった中で、すべてを賭けてきたものが賭けられなくなったら終わりだと思って今までずっとやってきたので、まあ、そういうことなのかなと。そういう時が来たのかなという感じが自分でもしました。さっきも言われたんですけど、"少しお休みしてまたやりたくなったらやる"という感覚では今までやってこなかったので、途切れた時は終わりの時だと思いながら常に全力でやってきたので。で、たくさん福本さんとも話し合った中で答えを出しました。

■福本氏:えーと、そうですね、たぶん先がないというか、もうゴールに来ちゃったという感じじゃないかなと思います。48kgで相手がいなくて、すごく達成感もあったし、本人は仕事としてギャラいくらもらえるからどうとかじゃなくて、自分がどこまで強くなれるか、好き格闘技に出会って、いろんなチャンスもらえて、まあ、僕の道場に来てもらえて、僕のことを信じてもらえて、ずーっと一緒にやってきて、お金とかのためじゃなくて、"バーバリアンのため"といつも言ってくれるんですけど、田舎にいても頑張れる、運営してやるんだという感じで来てくれまして、まあ、年も年ですし、30過ぎて"いつまでこんなことやってるんだ"って言われる前に、いい時に辞めるというのは、本当にお疲れ様でしたという感じです。

■佐伯代表:魔裟斗みたいですね。

■福本氏:そうですね。

■佐伯代表:まあ、残念なのかどうかは分からないですけど、(去年の)6月のリサ・ワード戦がたぶん50kg以内でいったら最強の相手でした。

■福本氏:対戦相手がなかなかいないんですよね。じゃあ、52kgに階級を上げた時に、テーマのない試合はこれから彼女は出来ないんじゃなかなと。いつも試合の時に相手がいなくて、僕らも結構頭を痛めていたんですけど、これからもっとそういう風になっていくんじゃないかなというのはありましたので、なかなかモチベーションは上げ辛いとは思いましたね。

■佐伯代表:まあ、さっき言った通り、これから65kgとかあるんだったら、ストライクフォースとかまた違った目標があったと思うんですけど、日本人では65kgの選手が少ない中の競争の中で、今は赤野(仁美)選手とかは頑張っているんですけど、そういった中で、日本だとやっぱり、48kg、52kgという中で、もう48kgでは世界にも相手がいないという中で、毎回相手が見つからない状況になって、彼女は膝蹴りとかも使いますんで、簡単に誰でもやれるような感じじゃなくなったものですから、去年話し合いをして、じゃあ52kgに上げようかという中で、少しづつ(体重を)上げ始めて、WINDY(智美)選手とやって、ひとつはお互いやりたかったフジメグ(藤井惠)選手という目標の中で、52kgという中であとはフジメグ選手しかいないなという中で、まあ、本当のこと言いますと今年の夏くらいにやるという内定はしていたんですよね。ただ、それが僕が今思えば、去年の11月12月から期間が長過ぎたのかなと。それが例えば3月にやるとかだったら気持ちも切れなかったと思うんですけど、どうしても体重を上げていかなきゃいけない、身体を作らなきゃいけないということがあったので、1年くらいで身体作ってフジメグさんとやれればなと思ったんですけど、試合終わってから10ヶ月も先のことまでは見えなくなっちゃったというのもある思います。残念ながら今の女子には男子でいう『DREAM』みたいな舞台はないないものですから、まあ、都会に住んでいるわけではなく、富山っていう中で感覚も違うと思うので、こういう形になったのかなと思います。でも、いい意味で言うと、魔裟斗君と同じでいい時に辞めるという。僕自身もこの間、辻(結花)選手が負けたのも含めてこれで女子の時代が変わるんだろうなと。ただ、そこまで女子を持ってこれなかったっていうのは自分も責任だと思います。やっぱりみんなが目標に出来る舞台が作り切れなかったかなという感じがします。

――MIKU選手、先ほどから佐伯さんと福本さんがおっしゃっている、相手がいないとかというのが大きかった?
■MIKU:自分ではそういう気はしなかったです。ずっと相手がいないということはあったんですけど、自分なりに自分の中の目標を作って、もともと富山にいるせいなのかもしれないですけど、そんなに誰かを意識して燃えてきたわけじゃなくて、自分がどれだけ強くなれかという視点で見ていたので、モチベーションが保てていたつもりだったんですけど、でもそうやって言われると、そうかもしれないですね。でも、ずっと言われていた藤井さんとの試合が、"これが最後の試合なんだ"という感覚があったのかもしれなくて、その試合が決まりそうだというお話しを聞いた時に、"それが自分の集大成としてやります"とその時は福本さんに言ったんですけど、集大成ということはその先がもう見えなかったんですね。だから藤井さんともし試合をしていたとしても、私はそこで引退をしていたという気がするんですけど、そういう中で、引退をするという気持ちがある状態で、今までと同じように試合をするというやり方は、自分としては出来ないことです。だから相手がないというのはもしかしたら大きかったのかもしれないです。

――自分としては格闘技では燃え尽きたという感覚?
■MIKU:燃え尽きたというのとはちょっと違うんですけど、もちろん嫌いで辞めるわけじゃないし、練習も好きなんですど、でも選手としてはやり遂げた感というか、後悔はそんなになくて、すべて全力でやってきて、やり遂げたという感じです。

――今後は?
■MIKU:今はまだこの引退ということが自分の中でとても大きなことなので、先のことはちょっとまだ分かりません。

■佐伯代表:明日発表させて頂くんですけど、4月17日の次の『DEEP 47 IMPACT』で、MIKU選手の引退セレモニーとエキシビジョンをさせて頂きます。

―― 一番思い出深かった試合は何?
■MIKU:やっぱりリサ・ワードとの試合です。


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