TOP >> LATEST >> 剛の部屋 第1回ゲスト 近藤有己(パンクラスism) 後編

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高阪 ところでデビューして何年経つ?
近藤 12年か13年ですね。ずっと闘い続けていると、「この前の試合はこうだったけど、果たして本当にそれで良かったのか?」といった迷いが出てくる。「もしかしたら、こんなこともできたんじゃないか」。そういう後悔の念がどうしても出てくる。でもね、その時にそう思っても、自分の体をどういう状態の時に一番よく使えるのか。どういう状態の時に一番モチベーションを高めて試合に臨めるのか。その芯の部分をしっかり押さえておく方が大事だと思うんだよね。
近藤 そう言われてみたら、ちょっと(本能の部分を)忘れていたような気がしますね。高阪さんとの練習や話を通して、自分が一番何を大事にすべきなのかがわかったような気がします。
高阪 選手にはいろいろなタイプがいる。ルービックキューブを揃えていくみたいに、相手がこう来たらこうするみたいな感じで引き出すを多く持つタイプがいれば、ひとつの技だけをしっかりやって、そのひとつに枝をいくつかつけていくタイプもいる。近藤君は自分のことをよくわかっているよ。
――近藤選手、高阪さんに聞いておきたいことはないですか?
近藤 さっきの練習では押さえがすごく強かった印象があります。でも、そこを自分が聞いてもわからないだろうなという思いがある。自分の中に質問というものがないんですよ。
――質問がない?
近藤 そこは自分の体の使い方だったり?
――それは言葉ではなく、自分の体で納得しないきゃいけないということ?
高阪 そうですね。例えほかの人が近藤君がやっていることを真似しようとしても、たぶんできないでしょう。反対に俺がこうやってこうしようということを教えても、たぶん近藤君は理解できない。もちろん技そのものはよくわかっている。「ああして」「こうして」という部分ではね。だけど、そこじゃない。そこを教えるというより、それに対して自分はどうしたらいいのかという部分です。だったら「こういうパターンが俺にはある」というのを捜した方がいい。近藤君はそういう段階に来ていますよ。


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