【取材後記】
取材から1週間後、パンクラスismの大石幸史と対戦した昇侍は、序盤から立て続けにテイクダウンを奪われ劣勢を強いられる。倒される度に、あまり苦にした様子を見せず立ち上がっていく昇侍だが(※修斗世界ライト級王者の門脇英基はブログ内で昇侍の立ち上がり技術を絶賛していた)、大石もその度にタックルでテイクダウンし、試合はこの攻防に大半が費やされる。大石に倒され、多くの時間をガードで過ごした昇侍だが、明確な攻め手を与えなかったとして判定はドロー。だが、なんとか引き分け裁定に“救われた”という印象の一戦であった。
「僕の試合を楽しみにしてくれてる人もいたはずだし、欠場してそういう人たちをガッカリさせたくなかった。KOできる可能性だってあったし、チャンピオンになって少々のケガでは休めないですから」
取材後、最終調整の練習で昇侍は右足甲の靭帯を負傷。断裂一歩手前の重傷で、この日は麻酔を打って試合に臨んでいた。
試合中、印象的な場面が2度あった。2Rと3Rが終わり、自軍コーナーに引き上げてきた昇侍は、客席へ向かい手を合わせると「申し訳ない」といった様子で頭を下げた。それは「自分らしい試合を見せられず申し訳ない」、そんな風に詫びているようでもあった。
「“さすが昇侍”という試合を見せたい」
その思いをこの日かなえることはできなかった。だが、負傷を押して出場した姿に、“プロ意識”というもう1つの昇侍らしさを見せられた気のする一戦であった。
▲ランボー松風会長とともに
■しょうじ
本名・丸山昌治。1983年4月23日、三重県名張市出身。
25歳。身長171センチ、初代ライト級キング・オブ・パンクラシスト、KIBAマーシャルアーツクラブ所属
INFO
昇侍が所属するKIBAマーシャルアーツクラブでは会員を募集中。
住所は、東京都渋谷区幡ヶ谷2−13−4 幡ヶ谷定石ビル4階
TEL/FAX:03-5371-2080 アドレス:info@kibamaclub.com
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