格闘技情報番組『SRS』(フジテレビ)で毎年恒例の企画となっているのが「注目の男たち」。のちにビッグネームとなった選手たちも、軒並みここに登場しているが、今年の企画では初めて「注目の女」が登場した。それが岡田円だ。
私は番組の構成を手がけているが、取材したモデル&タレントの西山茉希と彼女との会話は、女子大生の先輩と後輩という感じで明るい笑いがはじけていた。
しかし、いったん練習となると、男子選手とガチガチでやりあう。
さまざまなジム、道場にお邪魔している茉希もその激しさに驚きを隠せなかった。「こんなフツーの女のコが‥」、と特に岡田円の気持ちの強さが印象的だったらしい。視聴者にもその熱が伝わったのか、占拠率(同時間帯でテレビをつけている人がどれだけ見ているかを示す値)は、ほぼ30%といういい数字だった。
そんな“注目の”彼女に会ったのは風の強い土曜の夜。大渋滞にはまったらしいが、彼女は何度も謝りながら、それでも笑顔を見せて現れた。
(取材&文◎押切伸一/写真◎山本千代)
――こうして取材されることも増えていると思いますが、出たがりですか?
「そうじゃないんですけど、普通は体験できないことなので楽しんでやらせていただいています」
――大学の友達には「試合を見に来て!」と誘うんですか?
「いえ、全然です! 大学での私と違う真剣なキャラを見せたくないので‥」
――それはもったいない。そのギャップがいいのに‥。ところで観ていると、試合でアガることはなさそうですけど?
「よくそう言われるんですけど、試合が決まるとあまり眠れなくなります。緊張しているから、逆にたくさん喋ってしまい、アガらないように見られるみたいで」
――じゃあ、試合に関して、いろいろ作戦立てて、考えるタイプ?
「それはないです! 本能で闘って、ただ練習でやったことを出そうというだけです」
――‥B型ですか!?
「あ、そう見えますか(笑)?」
――それ以外には見えません(笑)
そして負けず嫌い、らしいですね?
「そうですね。空手を始めた小五の時も、従兄弟に勝ちたくて。試合で負けた相手が男でも関係ないです。とにかく悔しかった」
――空手でいえば、昨年の新極真世界大会を見ましたが、世界王者相手(ヴェロニカ・ソゾベドス)に互角の闘いでしたね。あんなデカい相手によく小細工なしでぶつかっていきますねえ‥。男でも負けますよ。
「ホントに見上げましたね(笑)でも力は感じなかったです。うまいなあ、とは思いましけど」
――すごいですね。でも、それだけ負けず嫌いなら、スマックガールでの敗戦もかなり悔しかった?
「もう‥そうでしたね」
