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INSIDE MMA「志田VSマルロン戦に見た、パンクラスの味わい方」
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公式結果は飛びヒザ蹴りによるKOだが、「その前のパンチのコンビネーションで吹っ飛ばされました」と志田。インタビュースペースに現れた志田は、「完敗です」と静かに敗北を受け入れながら、前田にエールを送った。 「次は吉朗が闘いますけど、負けないと思います。マルロンはパンチが強力ですけど、ちゃんと対策を練って、吉朗の、あの鋭いパンチが当たれば負けないんじゃないですか」 どこか晴れやかな表情を浮かべながら、志田は控え室に戻った。他の選手や関係者たちが帰り仕度をする中に、梅木レフェリーの顔を見つけると、破顔一笑。「またお願いします」、「ローが効いていたのなら仕方ないよ」。そんな短いやりとりだったが、誰も立ち入れない師弟関係のような絆を感じ取ることができた。志田を労い、見送った後の梅木レフェリーも、どこか晴々とした顔をしていた。 「志田さんの動きが出せたのだし、それでも倒せなかったんだから、マルロンが強いということ。勝ち負けは結果だと思うんですよね」

"結果は結果。必要以上に引きずらないで、前へ歩み出そう"。すでに彼らには、ポジティブなエネルギーが溢れているのだ。そこにパンクラスの根幹を見た気がした。そんな彼らの情熱を、リング上や会場の端々からでも感じてもらえたらと思う。時には、極上のドラマが生まれることだってあるはずだから。(文・本田 朗)

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