――今日は「アメリカを食らう」ということで、特大のハンバーガーを食べてもらいました。でも岡見選手が持つと、特大も全然特大に見えないですね(微笑)。
岡見 アメリカで試合をする時、ピザパイは食べるんですけどね。
――大昔、アメリカに遠征した日本のプロレスラーは最初はお金がなくて安いハンバーガーを食べていたけど、出世してきたらだいだんステーキを食べられるようになるという話を聞いたことがあります。
岡見 向こうのステーキはあまり好きではないです。でっかいから…。向こうでピザ以外に食べるといったら、少し厚めのポテトチップスです。日本でも輸入食材店みたいなところでたまに売っているんですけど、これがまたうまい。いつも飛行機の中で食べていますよ。
――アメリカでは食べ物だけではなく、英語にも慣れました?
岡見 喋れないですけど、アメリカには慣れました。なんとなくですけど。
――UFCに参戦しているのを機会に英会話もマスターしたいとは思わない?
岡見 それだったら、思い切ってアメリカに住んでみたい。あっちだったら練習しながら喋る機会がいっぱいあるじゃないですか。喋れる人に聞いたら、学校に行くよりも英語の生活に飛び込んだ方が良いって。その時間を練習時間に当てた方がいい。
――先日、高阪剛さんと喋っていたら、アメリカの話になったんですよ。高阪さんもUFCにレギュラー参戦している頃、3戦めまでは事前のインタビューをパスしたり、簡単なことしか喋らなかった。そうしたら勝ち続けていても、現地の人々との距離感を感じたというんですよ。それで頑張って4戦めの前に喋ったら、まわりとの距離感がググッと縮まったといっていました。
岡見 そうでしょうね。喋れた方がいいに決まっていますから。
――高阪さんは自分からアクションを起こさないと、誰も付き合ってくれないとも言っていました。そのへんは日本以上にシビアなんですかね。
岡見 まあ、それは日本でもどこでも一緒だと思いますよ。僕らの道場にも外国人の選手がよく来るけど、やっぱり黙って練習しているだけだったらとっかかりにくいですから。こっちから何か話しかけるだけだったら、なかなかうまくいかない。向こうからどんどんアグレッシブに話しかけてくれたら、仲良くなる機会が増えると思います。
――UFCに参戦することになったキム・ドンヒョンも慧舟會で練習した時、憧れの宇野薫選手に会えて光栄だったという感想を漏らしていました。
岡見 あ〜、彼とは漢字をつなぎ合わせて会話をして、練習でバンバンやって、そうやってコミュニケーションをとっているうちに仲良くなっていきましたね。
