TOP >> LATEST >> Brainbusterな人々 第1回 岡見勇信「初めての春休み」
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――過去闘った選手の中で、組んだ瞬間にコイツはヤバいなと思ったのは?
岡見 アマール・スロエフ。あの時は僕も総合を始めたばっかりで、体重も全然なくて、いま考えるとよく頑張ったなと思いますね。あの時は『うわっ、何をやっても通じない』『これはキツいな』みたいな感じでしたね(03年10月10日、ロシアの首都モスクワで行なわれたM−1で実現。岡見は1R4分44秒、パウンドでTKO負けを喫した)。
――それで自分の限界を感じたりしなかったですか?
岡見 あまりにも全ての面で劣っていたので、逆に開き直ってしまったんですよ。だから『世界ってすごいなぁ』と感動していました(苦笑)。それまでずっと日本で試合をしていたけど、まだまだ自分にはやるべきことがたくさんある。そのことがわかった試合でしたね。
――それから地道に自分に足りない部分をひとつひとつ補強していったと。
岡見 そうですね。その時は全く打撃の練習もしていなくて、相手を組んで倒すだけで世界を獲れると思い込んでいた。スロエフにはそんな甘い考えをバッサリ切り落とされましたね。総合では全部ある程度できなければ勝てないことがわかったので、そこから打撃の練習を始めました。
――そのプロセスは間違っていなかった?
岡見 そうですね。全てが上手くいっていると思います。アメリカではそれこそ高校生の時から当たり前のようにフィジカルトレーニングに着手している。各種目にもそれ専門のトレーナーがついているような感じなんですよ。
――アメリカのアスリートは日本のアスリート以上にフィジカル面の知識が抱負なの?
岡見 すごく豊富みたいですね。僕はギリギリセーフじゃないですかね。26歳で気づいてよかった。あんまり遅いと、効果が見込めないみたいですから。
――そういえば、ストレングス&コンディショントレーナーとして有名な五十嵐悠哉さんのもとでフィジカルトレーニングを始めたんですよね。本格的なフィジカルトレーニングを導入して意識としての変化もありました?
岡見 単純なことですよ。今まで100・上がっていたものが130・上がるようになる。これだけでまず体が変わってくるじゃないですか。数値でわかるわけです。体重も増えますしね。
――制限体重がある競技で闘っている以上、増量にはデメリットもあるのでは?
岡見 いや、今までが少なすぎたんですよ。もう少し標準体重を上げて計量の日にパッと落として決戦までにアップさせる。それがアメリカでは当たり前になっていますからね。

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