
――試合前、現地の格闘技ジムで汗を流す機会もあると思います。向こうのジムの雰囲気はどうですか?
岡見 UFCの練習場があって、そこでいろいろな選手たちと一緒に練習したり、練習を見学したりするけど、みんな和気あいあいとしていた感じですね。ダン・ヘンダーソンのチームは、みんなすっごくでっかくて強かったです。こんな環境でやったら、強くなると思いました。ソクジュともうひとり黒人の選手が練習していたけど、大きな獣がスパーリングているみたいでしたね。とても人間同士とは思えない。体つきも動きも規格外でした。『こんな選手と一緒に練習して突っ込まれたら危ないな』と思いましたね。
――昔から日本には「やっぱり重量級は海外の選手に敵わない」みたいな空気があるじゃないですか。現実問題として総合でも立ち技でも重量級には大きな壁がある。
岡見 ボクシング等如実に差が出ますよね。『何でかなぁ』と思うんですけどね。確かに『日本人は力がない』とよく言われますが、結局ず〜とそういうふうに言われるから、みんなそんなふうに思っちゃうんじゃないですかね。そのためのトレーニング等を全然していないのに、先入観だけで決めてしまっている部分が多いような気がしますね。力が弱いと言われている日本人選手だってやることをやれば、力が強いと言われている外国人選手に負けないパワーがつく。そんな感じがしますけどね。パワーリフティング等はパワーそのものじゃないですか。その世界で日本人が欧米人に負けずに4位とか5位に入っていたりする。先入観だけで『パワーでは太刀打ちできないからスタミナやスピードや技術で勝とう』と考えるのはもったいない気がしますね。
――最近本格的なウエートトレーニングに着手したと聞きました。効果は現れていますか?
岡見 トレーニングを始めて4〜5カ月なんですけど、明らかに体つきが変わってきましたね。今回闘ったタナー選手はフィジカル面がムチャクチャ強い選手だけど、組んだ時に全然力では負けないと感じる事が出来ましたから。
――ファーストコンタクトでわかった?
岡見 タックルに入った時はわからなかったけど、金網に押しつけられて組んだ時にわかりました。行けると思いました。
