TOP >> LATEST >> Brainbusterな人々 第1回 岡見勇信 後編「アメリカを食らう!」
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――例えば、ヴァンダレイとはどんなふうに違う怖さを持っているのですか?
岡見 闘い方が全然違いますよ。ヴァンダレイの場合、パンチは全部フック系じゃないですか。対照的にアンデウソンの方はバネがあってストレートがすさまじく伸びてくる。それにリーチも長い。この間のダン・ヘンダーソン戦なんて、ヘンダーソンはフックを打ってくるけど、フックは当たらない距離で闘っていた。その代わりアンデウソンのパンチはストレートだから、どんどん入る。それでヘンダーソンはどんどん下がっているうちに、ヒザに捕まってしまった。
――以前闘った時より、打撃の精度は増している?
岡見 確実に増していますね。それにアンデウソンの場合、相手のパンチを見切る力をものすごく持っている。その見切る力を使ったうえでどんどん自分のリーチを活かした攻撃を仕掛けてくる。こうなったら相手はどんどん体力を消耗していくしかない。完全に悪循環ですよね。
――アンデウソンの場合、首相撲からのヒザ蹴りもうまい。
岡見 (しみじみと)うまいですねぇ。首相撲からのヒザ蹴りだけではなく、パンチにつないでいくのもうまいですよ。相手を倒す方法を完璧にわかっている感じがしますね。
――そういったアンデウソンの攻撃を防ぐ自信はありますか?
岡見 やってみたいですね。
――レスリングとムエタイでは首相撲の技術が違うという話を聞いたことがあります。実際日本でもムエタイのジムに通った経験がありますよね。どちらの練習も体験してみて、技術的な相違点を感じましたか?
岡見 ムエタイをやっている人たちは体幹がしっかりしている。そういったものをアンデウソンも身につけていると思う。そういった面はレスリングの動きだけでは対処しきれない。ムエタイ的な動きに慣れていない選手の場合、対応が出来ないのではないかと思います。
――だから、いまアメリカでは首相撲やヒジを教えられるタイ人のトレーナーがもてはやされているという話も聞きました。
岡見 そうなんでしょうね。向こうのあおりVとか見ても、ムエタイのトランクスを履いてキックの練習をしている選手が多いですからね。
――ヒジ打ちの方は意識しない?
岡見 ヒジは、とくに立ちのヒジはそんなに意識していないですね。寝技のヒジは考えてどんどん打っていきたいと思いますけど。
――そういったことは、いま休養している間も結構考えている?
岡見 そうですね。いま本当に自分の試合を見てこうしたらいいんじゃないかとか、頭の中は可動していますね。なんだかんだいっても格闘技から完全には抜けきれていない。1日1回は試合の映像を見てしまいますね。

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