こないだ、ちょっと面白いものを発見した。ここ最近、ネタ探しのため、私生活でも格闘技に絡んだことがないかと意識的にアンテナを張り巡らせているのだが、その中でも久々に心が小躍りするような発見があったのだ。
それは自宅ポストに入っていた一枚のデリヘルのチラシ。
その名も格闘デリヘル「ノーパンフィンガーグローブ」!!
……いやあ、さすがに笑ってしまった。おそらく格闘技をイメージプレイに取り入れたデリヘルなんだろう。学園風や病院風、OL風といったイメクラは珍しくないし、たまにアナルファック専門店やデブ専門店といったマニアックな店に出会うこともあるけど、さすがに格闘デリヘルは初めて。一体どんなプレイをするんだろうか。
しかも、チラシのデザインもなかなか秀逸。セクシー水着にオープンフィンガーグローブといったシュールなスタイルの女性の写真に「SMAルール60分1本勝負時間内無制限」や「ファックマウントからの激しい攻撃にノックアウト!?」という格闘技をもじったエロキャッチコピー。さらに在籍穣のことを所属選手と記し、指名のことを対戦要求、料金はファイトマネー、延長はエクストララウンド、禁止事項は反則事項……つまり、徹底した言葉遊びでエロと格闘技を結びつけているのだ。
ちなみに凶器は店が貸し出すピンクローターやバイブに限りOK。あと、ローションプレイの横に「ヌルヌルあり!」って書いてあったのには思わずニヤッとしてしまった。
正直、めちゃくちゃ悩んだ。いつもならポストのエロチラシなど問答無用でゴミ箱行きなのだが、これに限ってはそうもいかない。なにしろ、格闘デリヘルである。ノーパンフィンガーグローブである。プレイ内容がとっても気になるじゃないか!
大体、ファックマウントってどんなポジショニングなんだ? 安易に想像すると、僕が四つん這いになって、女の子に黄門様をいじくられるってことか。なるほど、SM系の店ってことね。まあ、嫌いじゃない。
悩んだ挙句、僕はとりあえず店に電話した。一人暮らしのため、デリヘルを呼ぶことに支障はない。金額も許容範囲。話し次第では頼んじゃおうという腹積もりである。
「もしもし、チラシ見たんですけど」
「ああ、はいはい、初めてっすか?」
聞こえてきたのは、いかにもチャラチャラしてそうな若い男の声だった。
「初めてなんですけど、ここはどういうお店ですか?」
僕はまず店の説明を詳しく聞いた。すると、男は言った。
「イメージデリヘルなんすけどぉ、まあ、本番はなしって感じ?」
なんだかDAIGOみたいな喋り方だ。
「いや、それはわかってるんですけど、格闘デリヘルってどういうことですか?」
「ああ、それはあんま深い意味ないんすけどぉ、まあ、そんな感じのノリでやってるっていうかぁ。若干、SMよりみたいなぁ」
長々喋るとイライラしてきそうなので、この辺にしておいた。簡単に言うと、ちょっと格闘技風にパッケージした普通のデリヘルである。ただ格闘プレイを熱にリクエストする客には、それに応じたデリヘル穣(攻め派の女)をつけるので殴られるなり蹴られるなり極められるなり御自由にどうぞってことなのだ。
僕は少しガッカリしたが、DAIGO風が「うちは本当に可愛い娘ばっかっすよぉ。絶対損しないっすぉ」と何度も自信満々に言うので、違う意味でテンションがあがってしまった。正直、冷静に考えれば格闘プレイなんかどうでもいい。大体、デリヘルの本分はそういう企画性ではなく、女の子の質とサービスなのだ。
数分後、僕は部屋を綺麗に片付けていた。デリヘル穣といえど今から家に知らない女の子が来るわけだから、最低限のエチケットぐらいは守りたいもの。結局、DAIGOのおすすめする女の子を頼んじゃったのだ。(俺って奴は……)
―――ピンポーン!
来た来た。ちゃんと指定された時間通りじゃないか。普通のデリヘルなら数分遅れるぐらいは当たり前だから、もしかするとここは意外に優良店なのか?
しかし、ドアを開けた瞬間、そんな僕の期待は千々と砕け散った。
「コンニチワ、ヨロシクオネガイシマス」
が、外人かよ!しかも、アジア系のヘビー級巨漢ファイター!こんなのにマウント取られたら間違いなく死んじゃうよ!
ってなわけで、結局、お喋りしただけで時間を潰すことにした。恐るべし、ノーパンフィンガーグローブである。(ノーコンテスト!!)
次回更新は、6月27日(金)です!お楽しみに!!









