「今回は瀧本美咲VS吉田正子選手の試合を振り返りたいと思います。
すでにベテランの域に達している彼女も、まだまだ強さに対してあくなき追求をしています。
一年ほど前に横浜道場に移籍してから、KOできる打撃にこだわって練習しているようです。
そのこだわりが最近少し空回りしているように見受けまして、今回良い試合だったと良い評価をたくさんいただいていたのですが本人も私もあまり納得している内容ではなかったです。
倒そうという気持ちが前面に出ていた分、そう見える方もたくさんいたのかもしれませんが、彼女が本来得意とするのは相手の攻撃をすかしながら自分のペースに巻き込む試合運び、しかし以前のMIKU戦あたりからどうも強引に真正面から行きすぎて余計な打撃をもらってしまうことが多くなっている気がします。
昔から名勝負製造機と呼ばれ、数々の強豪と戦ってきた彼女、本人は名勝負はいいから勝ちたい、KOしたいという気持ちの表れなのでしょう。
また以前は気持ちを前面に押し出して戦うことができなかったこともあり、その部分での成長の途中なのかもしれません。
もちろん全体の実力はかなりアップしていますし、以前のように名勝負と言われながら負けるのではなく、確実に勝ちを収められたたのですから結果オーライなのですが、本当の実力を知っているだけに今後の期待も含めてもっとハードルを高くあげて見ていかなければいけない選手です。
今取り組んでいる組手スタイルが完成したとき現在のトップに君臨する辻結花選手、藤井恵選手、しなしさとこ選手、MIKU選手の位置にたどりつけるはずです。
やはり若手が出てきたといっても、トップクラスに一番近い位置にいて禅道会女子部を牽引していくのはまだまだ彼女だけですから、もう一度ベルト取りを狙ってもらわなければいけません。
しかし7試合もあって自分のところの選手を説明しようとすると、書きたいことがたくさんありすぎてなかなか短くまとめるのは難しいものです……。
次回はメインの石岡沙織の試合、禅道会所属選手の今後の展望等を書かせていただきたいと思います。」

瀧本美咲

<第4試合 JEWELS公式ルール -49kg契約 5分2R>
○瀧本美咲(空手道禅道会横浜支部)
vs
×吉田正子(アゲ♂アゲ☆)
2R 判定 3-0















